こんにちは、転職3回のWEBエンジニアのしいたけです。
転職活動で一番最初につまずくのは、おそらく「職務経歴書」をどう書けばいいのかわからないことだと思います。
僕もはじめての転職のとき、つまずきました。
なぜ、つまいずいたのか?
それは、職務経歴書のフォーマットが自由だからです。
履歴書はテンプレがあるのに、職務経歴書は自由。。。
試行錯誤しながら、作り上げました。
友人に読んでもらったり、キャリアアドバイザーに添削してもらいながら。
さすがに3回も転職をしていると、キャリアアドバイザーに指摘されることもなくなりました!
今回は、そんな僕が転職活動で使っているフォーマットを紹介します。
これから転職をはじめる方で書き方が分からないと思っている方は、是非、活用してください。
テンプレの中身は僕がSierで働いてた時、転職活動で実際につかっていたものです。Sierで働いている方には特に参考になると思っています。
エンジニア向けの職務経歴書の構成
職務経歴書は、採用担当者に「自分がいままでに何をしてきたのか、どんなことができるのか」を伝えるための書類です。
採用担当者も時間がないので、2~3枚で分かりやすく、まとめるのがポイントです。
僕は以下の構成でまとめました。重要度の高く、伝えなければいけないことを順番にかいていきます。
- 職務要約
- 職務詳細
- 活かせるスキル・経験
- 保有資格
- 自己PR
職務要約
職務要約では、あなたの経歴を100~300文字で分かりやすくまとめることです。
多く書いても読まれにくく、短すぎても内容が薄いと思われます。
以下は僕の職務要約です。初めに簡単な経歴を書いて、そのあとで各会社でやってきたことを要約して書いています。
大学を卒業し、株式会社〇〇で5年間勤務した後、△△株式会社に転職し7年間勤務しました。その後、現職の■■株式会社に転職しました。株式会社〇〇では、入社後2年間はPGとして組込みシステムの開発プロジェクトに従事し、その後、3年間はSEとして主に業務系システムの設計、開発、テストを経験しております。△△株式会社では、SEとして業務系システムの構築・・・
書いた内容によっては面接での質問が変わってきます。
上記のように書くと面接では、ほぼ100%の確率で「なぜ、転職をしたのですか?」と聞かれます。
予想通りの質問なので「2社目では上流工程を経験したく、転職をしました」とポジティブな回答もできます。
採用担当者がはじめに読む大事な部分でもあり、質問されやすいところになるので、何をアピールしたいのかを良く考えて書きましょう。
職務詳細
職務詳細では、あなたの経歴を詳細に書くことです。職務要約で書いたことをブレイクダウンさせます。
採用担当者は経歴からあなたができることを読み取ります。
ここでは、「所属歴と業務概要」と「主なシステム開発経験」の2つの表を書きましょう。
「所属歴と業務概要」は所属していた会社の情報、各プロジェクトに参画してきた期間と業務概要を書きます。後者はアピールしたいプロジェクトを詳細に書きましょう。
経験が浅い人や1つのプロジェクトに長くいる人は1つにまとめて大丈夫です。
経験が多い人や火消しなどで多くのプロジェクトに関わってきた人は全てのプロジェクトを書いてしまうと職務経歴書が何枚にもなってしまいます。
なので、「所属歴と業務概要」で経歴を要約したものを書き、「主なシステム開発経験」で応募する会社にアピールしたいプロジェクトを書きます。
面接では「所属歴と業務概要」部分はザっと読まれ、「主なシステム開発経験」部分を質問されます。たまに所属歴の部分を聞かれるので注意を。
所属歴と業務概要
表形式で書きます。所属、期間、業務概要を列として時系列で書いていきます。面接官はあなたのどんな会社でどんなプロジェクトの経験があるのかを把握します。
※以下は表形式でないので職務経歴書を書く時には読み替えてください。
◆所属
- 株式会社XXXX 資本金:1億円 売上高:20億円 従業員数:121名
◆期間
- 20XX年4月 ~ 20XX年12月(2年8ヵ月)
- 20XX年1月 ~ 20XX年12月(1年0ヵ月)
◆業務概要
- 携帯端末向けOSを搭載した携帯電話端末の開発プロジェクトに従事
- 機器メーカー向け部品の在庫管理Webシステムの開発プロジェクトに従事
主なシステム開発経験
表形式で書きます。期間、プロジェクト内容、環境、役割/規模を書いていきます。
この時に何年も仕事をしていると全て書けないと思いますのでアピールしたいプロジェクトを抜粋します。
面接官はあなたの詳細な経歴から自社で活躍できる経歴を持っているのかを判断します。面接では裏付けのため、具体的に質問されるので書いた内容をしっかりと整理しておきましょう。
◆期間
20XX年7月~20XX年3月(9ヵ月)
◆プロジェクト内容
製薬会社/国立病院向けの自社パッケージを利用した臨床試験支援システムの導入プロジェクトに従事
[システムの概要]
臨床試験に参加する患者の検査値を集積するシステム
[担当業務]
・顧客へのシステムデモ
・顧客折衝
・プロジェクト管理
・要件定義、設計、製造、テスト、保守、ヘルプデスク
・本番/テストサーバへのデプロイ
・システム監査対応
◆環境
・Windows2012
・VB.NET
・ASP.NET
・IIS
・Oracle 11g
◆役割/規模
プロジェクトリーダー(PG、SE)
要員数:7名
活かせるスキル・経験
応募する企業で活かせそうな経験・スキルを書きます。
面接官はあなたが自社で活躍できるスキルを持っているかを判断します。
忙しい面接官は長々書いてある経歴よりも、こちらだけを見る可能性もあるのでしっかりと書いておきましょう。
- ORACLE・ASP.NET・C#・VB.NETを使ったWEBアプリケーションの開発
- FAX機や電話機などの機器との連携するWEBシステム開発の経験
- プロジェクトリーダーの経験(5名程度のプロジェクト管理、工程や品質の管理、人材育成等を経験)
- 情報セキュリティ委員会の委員としての活動経験(1年間)
- 内部監査員の経験(ISO9001:品質マネジメントシステム)
- 情報システム部内で自発的なセキュリティ勉強会の開催
保有資格
保有している資格を書きましょう。ただし、特に資格を持っていない場合は項目自体を削除しましょう。
「特になし」と書いてしまうと逆にマイナスです。
資格はスキルの証明にもなるので、取っておいて損にはなりません。また、面接官には自己学習できる人と思われるので何かしらもっていると良いです。
- 20XX年XX月 日商簿記検定 2級
- 20XX年XX月 応用情報技術者
- 20XX年XX月 情報処理安全確保支援士
自己PR
経歴やスキル以外でアピールできる特徴を書きましょう。書く内容としては「アピールポイント」+「具体的なエピソード」を書くと良いです。
面接官は自己PRを読んで、自社に合う人物かを判断します。
<顧客と信頼関係を築けるコミュニケーションスキル>
プロジェクトを進める際は顧客とシステムの認識相違を減らすため、多くコミュニケーションを取るようにしています。具体的には顧客から要件をヒアリングした後、業務フローを作成します。その業務フローをもとに顧客と要件を詰めシステム化のイメージを持ってもらいます。時にはモックやデモを行い、導入後のイメージを持ってもらうことをしています。その結果、スムーズにプロジェクトが進みスケジュール通りに納品が行えています。導入後に顧客から感謝の言葉を頂き信頼関係を築け、次の仕事にも繋がっています。
まとめ
僕の職務経歴書のテンプレを紹介いただきました。
でも、「餅は餅屋」というように、最終的にはプロに見てもらったほうが確実です!
リクルートエージェントやパソナキャリア
など、転職エージェントでは職務経歴書の添削をしてくれます。
それも、応募する企業に合う書き方なども教えてくれます!
もちろん、面接のサポートも!
なので、内定率を高めるなら転職エージェントを利用してみるのも良いと思います。
転職エージェントは全て無料ですし、登録したからと言って、すぐ応募するわけではなく、自分のペースで進めることができます!プロジェクトの状況を伝えて、半年先から1年後に転職を考えているといえば、すぐに応募とかにはなりません。
転職活動をしているとき、孤独に感じることが多いですよね。
相談できる相手もいないし、転職のことを話せる人は少ない。
そんなとき気軽に相談できる人がいます。
それは、、転職エージェントのキャリアアドバイザーです。
転職に詳しく、無料で色々きけます。キャリア相談以外にも応募書類作成・面接対策のフォローと幅広くサポートしてくれます。
僕も3回の転職活動でエージェントを使って内定をもらえました。
担当を変更することも、停止することも簡単にできます。
例えば、dodaだとマイページから停止にするだけです。
以下は僕も使っていて良かったエージェント(全て無料)です。
転職活動をしている人は参考にしてください!
悩んでいることをざっくばらんに話せますし、どうすればいいのかもサポートしてくれます。そして、キャリアアドバイザーの方も親切で転職活動が進めやすかった。(経験談)
キャリアアドバイザーの方が分からないことを丁寧に教えてくれるので、はじめての転職でも安心して進められます。(経験談)
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新型コロナウイルスの影響もありますが、オンラインカウンセリングや電話相談もできますよ。